⚫︎ 政治は富の再配分機能(通貨への課税で変わる)

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 資産を不動産で持つと固定資産税が課税されるが、コレクションとして絵画に投資し運用しても課税はされない。同じように有価証券や現預金にも課税はない。

紙幣の起源は中国の宋時代、現在の四川省で起こり、最初の銀行券はスウェーデンのストックホルム銀行が1661年に発行した。これにより古くからある実物に対する利子機能が紙幣に転化されだし、アメリカの南北戦争を境に奴隷制度が廃止され、第二次世界大戦を境に植民地政策の終焉を迎え、その利子機能は完全に紙幣に転化され現代に至るのであるが、不動産のように持っているだけで課税される仕組みはない。

これが全くないのであれば不自然ではないが財団法人に寄付すると財団法人の資産には一定額の課税がなされることから財団法人は資産の運用に努めることになる。

家庭の金融資産は約2,000兆円(令和3年)を越えているが、仮にこの資産に固定資産税を課税すると課税率が仮に1%の場合年間約20兆円の歳入があり、国家の負債である1,029兆円(令和4年)は約51年で償却できることになる。

仮に金融資産に課税するとなると保有者は資産運用に積極的になり、流動化を促すことができ、運用先は保険商品であったり、信託などの専門家に委託するか、自ら株式投資で運用することが予測され、世界市場をターゲッティングするバーチャル事業などの成長企業が必要とする資金需要を支えることができ、国家の歳入がさらに増すことになる。

流動化された約2,000兆円の一部が株式市場に流入すると、優良企業や成長企業の株価上昇に機能し、運用される年金基金の収益にも貢献し、未来の負債が本来の資産となる。

一方で成長する未来企業の資金需要にフローする供給資金は零細企業や個人事業者の資金調達条件を有利にするなどの経済波及効果を発揮する。

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